懐かしのマイナー馬たち

懐かしのマイナー馬たち

あまり取り上げられることのない思い出の馬をきままに語ります。

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ハッピースプリントの父~アッミラーレ

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プロフィール

アッミラーレ

1997年4月1日 牡馬

父  サンデーサイレンス

母  ダジルミージョリエ

母父 Carr de Naskra

厩舎 鈴木康弘(美)

18戦6勝

主な勝鞍 欅S(OP)、春待月S(OP)

 

競走生活

JRA

3歳:2戦1勝 未勝利

4歳:7戦5勝 欅S(OP)、春待月S(OP)、みちのくS(1600万下)など

5歳:5戦0勝

6歳:4戦0勝

※年齢は当時は旧年齢ですが、現在の表記に合わせています。

 

脚元の不安などもあり、デビューは3歳夏の札幌の未勝利戦となりました。既走馬相手に圧倒的1番人気に推されると先行策から抜け出し、快勝します。 

続く美唄特別(500万下)でも1倍台の1番人気に推されますが、後方からの競馬となり、11着と大敗してしまいます。

その後、長期休養に入り、4歳の2月に復帰すると500万下、伊良湖特別(900万下)、みちのくS(1600万下)を逃げ切り、先行抜け出し、捲りと様々なパターンで圧勝の3連勝を飾ります。

オープン初挑戦となった欅Sは初のダ1400m戦でしたが、1番人気に推されるとサウスヴィグラスやビーチフラッグらを抑え、2着クロッサンドラに2馬身差で快勝します。

夏はマリーンS、エルムS(G3)と北海道で走りますが、エンゲルグレーセの前に8着、4着と敗れます。

再び休養に入り、年末に復帰するとダ2300mの春待月Sを向正面で捲り快勝します。

5歳になり、初の芝となる中山金杯で11着と敗れます。再びダートに戻った根岸Sでは1番人気となりますが、サウスヴィグラスに雪辱され4着となります。

その後は得意のダ1700mだけではなく、1200m前後の短い距離や芝戦も使われますが、それまでの強さはなく、6歳秋に引退となりました。

 

血統構成

サンデーサイレンス現役時代はケンタッキーダービープリークネスSの2冠を制し、BCクラシックも制しています。引退後は日本で種牡馬入りし、日本の血統図を塗り替えてしまうほどの大種牡馬となります。3冠馬ディープインパクトをはじめ、多数のG1馬、重賞勝ち馬を輩出し、勝利数は現時点で歴代1位となっています。

母ダジルミージョリエはアメリカで走りG2レアパフュームSを勝ち、G1エイコーンSで3着するなど7勝を挙げました。繁殖入り後は本馬の他に京都ハイジャンプで3着したマルブツエルハーブなどを輩出しています。

母の父Carr de NaskraはトラヴァーズSを制し、他にもG1で4回2着しています。種牡馬入り後は、本馬の母ダジルミージョリエの他にもBCクラシック2着のL'carriere、G2レムゼンSを勝ったTropicoolなどを輩出しています。

 

私の注目ポイント

なぜ私がアッミラーレを取り上げたかをご紹介します。

1.サンデーサイレンス産駒初期のダート活躍馬

サンデーサイレンスゴールドアリュールというG1馬を輩出していますが、基本的には芝向きの馬が多く、特に初期はその傾向が顕著であったように感じています。本馬が出るまでにダートのオープンクラスを勝ったのはすばるSのタガノサイレンスや地方交流重賞を勝ったイシノサンデーくらいしかいませんでした。

そのような中、デビューは遅れたものの6戦5勝で一気にオープンの欅Sを勝った時はついにダートの大物誕生かと思ったものです。残念ながら脚元などの不安もあり、その後はオープンを1勝するに留まりましたが、連勝時の強さは目を見張るものがありました。

 

2.距離不問、展開不問の安定感

当初はダート1700mを連続して使われ、先行しての抜け出しが得意戦法ではありましたが、みちのくSや春待月Sでは向正面から捲っての圧勝、欅Sでは中団からの抜け出しと様々な戦法での勝ち方を見せてくれました。

距離についても初のダート1400mとなった欅S、初のダート2300mとなった春待月Sを快勝するなど距離不問でスピード、スタミナを兼ね備えた競走馬でした。

 

3.予想外の種牡馬入りとシンジケート結成

ダートのオープンを2勝しただけのため、種牡馬入りは厳しいと思っていましたが、個人所有ながら引退後は種牡馬として登録されました。

当初は20頭前後でしたが、産駒の評判が高く、3年目にはシンジケートが結成されました。途中からシンジケートが組まれるケースは少ないため、かなり評判が高かったものと思われます。それを裏付けるかのように少ない産駒数ながらもクイーン賞3着のサクラサクラサクラ、さきたま盃2着のトキノエクセレント、関東オークス2着のミスミランダーといった地方競馬を中心に活躍馬を輩出します。その中でも代表産駒と言えるのが、G1の全日本2歳優駿を勝ち、南関東3冠にあと一歩と迫ったハッピースプリントではないかと思います。

本馬はPOGで持っていた馬でしたが、このようなチャンピオンホースを輩出し、いまだに現役種牡馬として活躍を続けていることには非常に感慨深いものがあります。

 

 

 


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