懐かしのマイナー馬たち

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あまり取り上げられることのない思い出の馬をきままに語ります。

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ニホンピロウイナー産駒の快速馬~ダンディコマンド

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プロフィール

ダンディコマンド

1993年4月12日 牡馬

父  ニホンピロウイナー

母  ダイナスワップ

母父 ノーザンテースト

厩舎 福島信晴(栗)→井上孝彦(笠)→佐々木一夫(北)

13戦5勝

主な勝鞍 北九州記念(G3)、クロッカスS(OP)

 

競走生活

JRA

3歳:6戦3勝 新馬、萌黄賞(500万下)、クロッカスS(OP)

4歳:3戦2勝 北九州記念(G3)、雲仙特別(900万下)

5歳:2戦0勝

6歳:1戦0勝

・北海道

8歳:1戦0勝

※年齢は当時は旧年齢ですが、現在の表記に合わせています。

 

 

年明けの小倉の新馬戦でデビューすると芝1200m戦とはいえ、スタートから33秒6で逃げつつ、上がりも最速と圧巻のデビューを飾ります。

2戦目の萌黄賞もデビュー戦よりも強い内容で、着差もさらに広げ1秒5差の圧勝を遂げます。さらにクロッカスSは芝1600mの距離延長をものともせず、4角先頭から快勝します。

スプリングSは2番人気に推されますが、後方から良く伸びて4着となります。皐月賞は距離不安から6番人気となりますが、先行して5着に粘ります。NHKマイルCでの好走も期待されましたが、骨折してしまい、冬まで休むことになります。

復帰戦のクリスマスSはタイム差なしの2着となりましたが、再び骨折してしまい、休養に入ります。

4歳夏に復帰すると900万下の雲仙特別は格の違いを見せて快勝します。返す刀で連闘で芝1800mの北九州記念に向かいます。1番人気に推されるとレコードタイムで逃げ切り初重賞制覇を飾ります。ちなみに2着は従弟にあたるパルスビートでした。

つづく京王杯AHも圧倒的1番人気に推されますが、9着に敗れると再び骨折で休養に入ります。

その後はレースを使っては休養となってしまい、門別のレースを最後に引退、種牡馬入りとなりました。

 

 

血統構成

ニホンピロウイナーは名短距離馬であり、中長距離が主流の時代に短距離、マイル戦が注目されるようになるきっかけを作った馬です。マイルチャンピオンシップ連覇、安田記念を制し、3年連続で最優秀スプリンターに選出されています。種牡馬入り後は安田記念連覇、天皇賞秋のヤマニンゼファー高松宮杯スプリンターズSのフラワーパークなどを輩出しています。

母ダイナスワップスは中央競馬で3勝し、繁殖入りすると本馬の他に3勝したサクラビックオーなどを輩出しています。子孫からは重賞3勝のマイネルラクリマチューリップ賞を勝ったクロフネサプライズなども出ています。

母の父ノーザンテーストは日本の競馬史を変えた名種牡馬です。競走馬としてはフォレ賞などを制覇しています。種牡馬入り後は通算10回のリーディングサイアー、17年連続リーディングブルードメアサイアーに輝いています。主な産駒としてはダービー馬ダイナガリバー天皇賞アンバーシャダイシンボリルドルフを破ったギャロップダイナなど枚挙にいとまがありません。

 

私の注目ポイント

なぜ私がダンディコマンドを取り上げたかをご紹介します。

1.デビューから3連勝した時の快速ぶり

本馬はPOGで友人が選んでいた馬でデビュー時から注目はしていました。冬の小倉の新馬戦を1分8秒台という好タイムで圧勝したことで、これは速い馬が現れたなと感じていました。マイルのクロッカスSを勝った時には意外と距離の融通も利くのだなくらいに感じていたのですが、友人は中距離も問題はないと言っていました。

半信半疑でスプリングS皐月賞を見ていたのですが、私の予想以上に好走し、この年から始まったNHKマイルCは持っていかれるなと感じたものでした。残念ながら骨折してしまい、参戦はかなわなかったのですが、1分32秒6という当時としては速いレースでどういう走りを見せてくれたのかは見てみたかった気がいたします。

 

2.4歳夏の復活と複数回の骨折

残念ながら複数回の骨折もあり、順調に使えなかった本馬でしたが、4歳夏に復活します。休養中に900万下まで降級していましたが、芝1200の雲仙特別を快勝すると、連闘でG3の北九州記念に挑みます。ケガ勝ちで連闘、芝1800への延長など不安要素が多い一戦でやや不安な感じで見ていましたが、逃げてレコード勝ちと非常に強い競馬を見せてくれました。

この時に友人の中距離も問題ないという発言に得心が行ったものです。

これは秋が楽しみと思いましたが、京王杯AHでの不可解な敗戦後に再び骨折になってしまい、非常に残念に思ったものです。その後も骨折などの不安が続き、順調に使えなかったのは残念でした。

 

3.ニホンピロウイナーのサイアーライン

現役時代のスピードが評価され、種牡馬入りすると少ない産駒からひまわり賞を勝ち、桜花賞にも駒を進めたミッキーコマンドなどを輩出しました。

ニホンピロウイナーという日本を代表する稀代の快速馬のサイアーラインをつないでほしいと願っておりましたが、残念ながら2011年に亡くなってしまい、かないませんでした。2010年には九州に移籍し、種付け頭数も増え、活躍が期待された矢先のことでした。

ニホンピロウイナーの系統は、現時点ではエムオーウイナー産駒がわずかに残る程度になってしまっています。

 

 

 


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