トウカイテイオー産駒最初の勝ち馬~ノボエイコーオー
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プロフィール
ノボエイコーオー
1996年4月22日 牡馬
父 トウカイテイオー
母 ハミングダンサー
母父 ヤマニンスキー
厩舎 高松邦男(美)
9戦1勝
主な勝鞍 新馬(札幌芝1200)
競走生活
・JRA
2歳:3戦1勝 新馬、デイリー杯3歳(G2)2着
4歳:6戦0勝
※年齢は当時は旧年齢ですが、現在の表記に合わせています。
トウカイテイオー初年度産駒として札幌芝1200でデビューすると1倍台の1番人気に応え、1秒3差の圧勝を飾ります。
2戦目には札幌3歳S(G3)が選ばれ、2番人気に推されますが、勝ったマイネルプラチナムとは1秒0差をつけられ4着に敗れます。
つづいて挑戦したデイリー杯3歳S(G2)では少し人気を落としますが、のちに朝日杯で2着となるエイシンキャメロンを相手に先行して粘り切って2着となります。
その後、1年半の休養を挟み挑戦したのが日経賞(G2)です。さすがに休み明けでは厳しく、大差の最下位にとなってしまいます。つづいて天皇賞春(G1)に挑戦しますが、テイエムオペラオーの前にここも大差の最下位となります。
その後は、自己条件にもどり2戦した後、900万下に降級となります。STV杯(900万下)、みなみ北海道S(900万下)と連続好走し、次は勝てるのではないかと思われたところで再びの休養に入ってしまい、そのまま引退となってしまいました。
血統構成
父トウカイテイオーは祖父の3冠馬シンボリルドルフの初年度産駒として親子2代の無敗の2冠馬となります。骨折により3冠はなりませんでしたが、その後にジャパンカップ、有馬記念を制覇しています。種牡馬としてはトウカイポイント、ヤマニンシュクル、ストロングブラッドのG1馬を輩出しています。
母ハミングダンサーは中央で2勝しています。繁殖入り後は4勝を挙げたチアリーダーなどを輩出しています。
母の父ヤマニンスキーは競走馬としては5勝を挙げた程度でしたが、そのうちの1勝が安藤勝己騎手の中央での初勝利となりました。Nijinsky×Buckpasserというマルゼンスキーと同じ配合という良血から種牡馬入りすると天皇賞、皐月賞のヤエノムテキ、オークスのライトカラーを輩出するなど成功しました。
私の注目ポイント
なぜ私がノボエイコーオーを取り上げたかをご紹介します。
1.私が初めて馬券を買った馬
以前から競馬を見ていたものの馬券を買ったことがなかった私は突如思い立ってウインズに行きました。そのレースがデイリー杯3歳Sでした。エイシンキャメロンが強いことは知っていたため、軸はすんなりと決まり、相手をと思ったときに吸い寄せられるようにノボエイコーオーを選んでいました。他に何点買ったのかは覚えていませんが、なぜか配当の1,300円はいまだに覚えています。
今から考えるとなぜこの馬を買ったのかは、良くわからないところはあるのですが、ビギナーズラック様様というところでしょうか。
おかげで馬券も含めてどっぷりと競馬に漬かることになりました。
2.トウカイテイオー産駒初勝利
トウカイテイオーがシンボリルドルフの初年度産駒ということで、トウカイテイオーも初年度産駒には期待がされていました。しかし夏競馬で勝つことができず、都合8戦目となるノボエイコーオーの新馬まで初勝利は待つことになってしまいました。
やや晩成の色が強かったのか年が明けてからは、多く現れるようになります。
重賞を勝ったのは4年目のタイキポーラ、G1を勝ったのは5年目のトウカイポイントと少し時間がかかってしまいましたが、中距離での産駒の力強い走りは印象的でした。
デイリー杯3歳Sで馬券を獲った後、今ほどインターネットが発達していなかったこともあり、まったく動きがわからなかったため、引退してしまったのかと思っておりました。
すると1年半後の日経賞で名前を見て、まだ現役だったのかとびっくりしたのも束の間、天皇賞春にも出走していてさらに驚かされました。
フルゲート割れしたのが、出走できた要因かと思いますが、やはり厩舎でも期待された存在だったのかなと思います。
万全ならという思いもありますが、たらればになりますので、この辺で終わりとさせていただきます。(たらればの多いブログではありますが…)