懐かしのマイナー馬たち

懐かしの競走馬たち

あまり取り上げられることのない思い出の競走馬をきままに語ります。

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ダイショウジェット

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プロフィール

ダイショウジェット

2003年4月22日 牡馬

父  クリプティックラスカル

母  デューティエコー

母父 マグニテュード

厩舎 大根田裕之(栗)→角田輝也(愛)

78戦10勝

主な勝鞍 オーバルスプリント(OP)(浦和ダ1400)、ポラリスS(OP)(阪神ダ1400)2回、オアシスS(OP)(東京ダ1600)、欅S(OP)(東京ダ1400)

競走生活

JRA

3歳:8戦2勝 未勝利、500万下

4歳:8戦2勝 500万下、北國新聞杯(1000万下)

5歳:11戦1勝 太秦S(1600万下)

6歳:7戦2勝 ポラリスS(OP)、欅S(OP)

7歳:10戦1勝 オアシスS(OP)

8歳:11戦2勝 ポラリスS(OP)、オーバルスプリント(OP)

9歳:9戦0勝 南部杯(Jpn1)2着

10歳:10戦0勝

11歳:2戦0勝

・愛知(名古屋)

11歳:2戦0勝

 

血統構成

 父クリプティックラスカルアメリカで9ハロンのG3を3勝しています。大種牡馬Mr.ProspectorからFappianoを経由するというMr.Prospector系の主要なサイアーラインを受け継いでいます。半姉にワキア(快速馬サイレンススズカラスカルスズカの母)がおります。本馬の他には地方での活躍馬が多く、兵庫ジュニアGP(Jpn2)3着のアルアルアル、北斗盃のラブストレングスなどがいます。

 母デューティエコーは未出走です。本馬の他にはあまり目立つ産駒は見当たりません。近親を見ても地方での活躍が多い印象があります。

母父マグニチュードは大種牡馬Mill Reef英1000ギニー英オークスを勝った母Altesse Royaleという良血馬です。現役時代は6戦未勝利でしたが、日本で種牡馬入りしています。日本では血統の良さが発揮され、2冠馬ミホノブルボン桜花賞馬エルプスなど4頭ものG1馬を輩出しています。

 

私の注目ポイント

なぜ私がダイショウジェットを取り上げたかをご紹介します。

1.柴山雄一騎手とのコンビ

当初は橋本美純騎手とのコンビが中心でしたが、6歳途中から柴山騎手とコンビを組むと以降ほぼすべてのレースでコンビを組み46戦戦いました。

この時代継続してコンビを組むケースがあまり見られない中、ダイショウジェットといえば、柴山騎手という名コンビであったように思います。

実際に柴山騎手とコンビを組んだ後に他の騎手が乗ったケースが地方を入れても4回あるのですが、いずれも大敗しています。

惜しくも重賞勝ちには届かなかったのですが、何とか勝ってほしいと陰ながら応援しておりました。

 

2.とにかく丈夫

最初の頃は数か月間隔が取られるケースがあったのですが、6歳の後半からはほぼ休みなく使われ、7、8、10歳で10戦以上と古豪になってから非常に多くのレースに使われています。そのため、私の中の印象では、ダートのオープンクラスには必ずいるものと思っておりました。(当然ながら実際は違いますが)

 

3.堅実な走り

個人的にはダ1400がベストだったのではないかとも思いますが、どんな距離、競馬場でも必ず中団前目から確実に伸びてくるところは安心して見ていられました。確実に伸びてきて人気よりは走るものの、ワンパンチが足りず、毎回あとちょっとだったのにという感じで見ておりました。

これを11歳でも交流重賞で3着とこの年齢まで続けるのですから、2.とにかく丈夫とも関連しますが、本当に頭が下がります。

関係者の方もあとちょっと、次こそはという感じで見ていらっしゃったのかもしれません。